こんにちは、マサキッチンブログです。
今回は、それぞれ別のタイミングで加えるスパイスについて、理由を深掘りしていきます。
初めに加えるスパイス、中間で加えるスパイス、仕上がりに加えるスパイス。
実はそれぞれに理由があります。
どのスパイスをどのように香り付けしていくかを学んでいきましょう。
はじめの香り
作るとき
最も早い段階で加えた香りは、時間をかけてゆっくり香りを摘出します。
それなりに香りも飛ぶため、結果的には柔らかく香る程度が残ります。
食べるとき
口に含み、喉元を過ぎた後、鼻から香りが抜ける時に少し香りを感じます。
ホールスパイス
油を加えてホールスパイスを炒めます。
私の場合、クミンシードのみで作り始めるパターンが多いですが、パキスタンカレーを作る場合にクミンシード、カルダモン、コリアンダー、クローブ、シナモンを炒めて作りました。
中心の香り
作るとき
調理プロセスの真ん中で加えた香りは、直接的に立ち上がり、調理の過程で鍋中のソース全体に浸透していきます。
結果、そのカレーの正体を決める香りとなります。
食べるとき
口に含み、モグモグとしている最中に口の中全体に周り、行き渡り、長い間存在感を発揮します。
パウダースパイス
スパイスカレーのペーストが出来上がった後に、一度火を止めて粉スパイスを加えます。
ターメリックやカイエンペッパー、コリアンダー、パプリカなどを加える場合が多いです。
仕上げの香り
作るとき
ほぼカレーが完成間近の状態で加えた香りは、最も新鮮な状態でカレーの彩りを加えます。
結果、そのカレーの全面に立ちはだかる門番のような香りとなります。
食べるとき
テーブルに運んだ時から香り始めます。
口に入れる前に鼻から入り、さっと消えていきます。
仕上げスパイス
最後にガラムマサラを加え、完成に持っていきます。
ガラムマサラの配合にはこちら⬇︎
まとめ
今回は、スパイスの香りの種類とタイミングのついて、書籍【スパイスカレーを作る】から深掘りさせていただきました。
加える段階によって香りをコントロールし、自分のスパイスの使い方を見つけましょう。
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