spiceについて

クミンを知ろう|書籍【カレー CURRY】から

こんにちは、マサキッチンブログです。

今回は、クミンについて深堀りしていきます。

スパイスらしいスパイスの代表格として愛されるクミン。

ですが、クミンについて深く語れる人はそう多くはありません。

クミン好きなら知っておきたい知識を学んでいきましょう。

単体でも楽しめるクミンですが、ミックスすることでさらに料理で活躍します。

クミンはコリアンダーとの相性が抜群。

コリアンダーがクミンの風味、刺激を中和させるため、よりカレーや料理と馴染みやすくなります。

クミンにはどのような効果がある?

  • 食欲増進
  • エスニック感を加える
  • 料理に深みを与える

エスニックな香りが特徴のクミンですが、料理に使うことでの効果は別にもあります。

わずかに感じられる、単純な辛味とも異なる刺激が食欲を増進させ、また旨味に似た味が加わることにより、味わいに深みが生まれるのもクミンならではの効果です。

クミンの形状

  • シード
  • パウダー
  • 粗ずり
  • 細ずり

噛みしめた時の食感、強弱が堪能できる「シード」、そしてマイルドに手早くクミンらしさが感じられる「パウダー」。

加減を調整できる「すり」は、加工方法により、クミンらしさが得られます。

古くから世界中で親しまれるクミンの役割

スパイスに馴染みの薄い日本人にとっては、カレーのためのスパイスとしての認識が強い。

セリ科のクミンはエスニックさの演出だけでなく、爽やかな風味付け、料理に深みを与えるなど、果たす役割は大きいです。

すり潰すなどの加工方法、その後の調理・加熱方法により引き立つ個性に多面性があるのもクミンならでは。

クミンの活かし方

クミンが人々を魅了する理由の一つが、クミンが引き立つテクニックとも呼べる調理法です。

料理や嗜好に合わせて使いこなしたい3つの調理方法を紹介します。

テンパリング

熱を加えてクミンの香りが移った油を料理に活かす調理方法です。

スパイスカレーを作る際の初めの段階で、ホールスパイスを油で加熱するのはこのことです。

焙煎

シード状態のクミンを煎ることで、ナッツのような香ばしさが得られます。

他のスパイスと同時に煎る方法もあり、ガラムマサラを作る工程では極弱火で乾煎りします。

すり潰す

クミンの風味を手早く引き出しつつ、シードのような食感が得られます。

すり具合によって歯ごたえを調節できます。

色々な調理法

炒める

シードを2~3分加熱した香味油で具材を炒める、または炒め物の段階でパウダーを加えます。

煮込む

料理全体にクミンの風味を加える方法です。

下味として材料にまぶすのもいいですし、香りを楽しむなら仕上げに加えてもOKです。

焼く

シードを表面にまぶせばインパクトのある香りが楽しめます。

少量のパウダーをした味としてまぶせば、ほのかにクミンが香ります。

練り込む

クミンを練り込んだ、鶏モモ肉の唐揚げなど、揚げる前に揉み込んで寝かせておきます。

すり潰して練り込みました。

まとめ

今回は、クミンについて書籍【カレー CURRY】から深く追求させていただきました。

クミンを使ったスパイス料理もおすすめです。

ぜひチャレンジしてください。