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【スパイスの種類】フレッシュスパイス編

こんにちは、マサキッチンブログです。

スパイスの種類について深掘りしてみました。

今回の記事はフレッシュスパイスについてです。

オニオン

学名allium cepa
別名玉ねぎ
科目ユリ科ネギ属
原産アジア
部位葉、鱗茎
風味刺激臭と辛味、苦味、甘味
効能便秘、不眠、食欲不振、痛風、むくみ

紀元前から栽培され、エジプトではピラミッド建設に関わる労働者が食べて力をつけました。

日本で栽培されるようになったのは意外に遅く、明治時代に入ってからだそうです。

生の玉葱のもつ刺激臭は硫化アリルという成分で、辛味のもとでもありますが、加熱をすると失われ、甘味が引き立ってきます。

加齢には欠かせない食材で、スパイスカレーのグレービーソースの主役となる食材です。

ガーリック

学名allium stadium
別名にんにく
科目ユリ科ネギ属・多年生草本
原産アジア
部位根茎
風味ほのかな苦味を含む強烈な香り
効能便秘、風邪、肥満、高血圧、動脈硬化

インド、アーユルヴェーダでは若返りの作用を持つスパイスとして浸透しています。

加熱したときに発する独特の香りは、食欲を増進させるような美味しい効果を持ちます。

数々の料理にしようされます。 パスタや炒め物、数々のジャンルの料理に登場します。

もちろんカレーにも。

カレーでは、ホールスパイスを炒める際にガーリックを加え、香りを際立たせます。

ジンジャー

学名zinger officinale
別名しょうが
科目ショウガ科ショウガ属・多年生草本
原産インド、中国
部位
風味土っぽい香りとピリリとした苦味
効能風邪、冷え性、食欲不振、胃弱、乗り物酔い

アジア圏ではニンニクとセットで使われることが多いです。

みずみずしいショウガはスッキリと清涼感のある香りと刺激的な辛味が特徴です。

ジンジャーブレッドやチャイ、シロップ漬けに使われるなど、甘みのある飲食物のバランスを取る効果もあります。

スパイスカレーでも欠かせない食材。

ニンニクと同じタイミングで加え、炒めることによって、カレーの香りを際立てます。

また、カレーの仕上げに、すりおろし汁を加えてスッキリした味わいで全体が引き締まります。

グリーンチリ

学名capsicum annuum
別名トウガラシ、カイエンペッパー
科目ナス科トウガラシ属・多年生草本
原産南アメリカ
部位根茎果実
風味強く刺すような辛味と香味
効能食欲不振、胃弱、風邪、冷え性

カプサイシンは熱に強いため、加熱しても辛味は変わりません。

熟す前の青い状態で収穫したものです。

生のものはビタミンCが豊富で炭水化物の消化を助ける働きがあります。

強烈な辛味とともに独特の香りもつくため、インド料理では生のグリーンチリは重宝されています。

香菜

学名coriandrum sativum L.
別名コエンドロ、シャンツァイ、パクチー
科目セリ科コエンドロ属・一年生草本
原産地中海地方
部位種、葉、茎、根
風味青臭く清々しい香り
効能肝機能障害、風邪、胃弱、炎症緩和

歴史のあるスパイスで、紀元前1550年の医学書やサンスクリットの書物にも登場します。

今では世界中で栽培されています。

タイ料理に使われるイメージの強いフレッシュスパイスですが、東南アジア〜南アジア全般で利用されています。

カレーの仕上げにザッと混ぜ合わせたり、ペーストにしたりと活躍です。

苦手な人と好きな人が明確にわかれる傾向にありますが、慣れるとやめられなくなる場合も多いです。

パクチーはタイ語、シャンツァイは中国語。

スペアミント

学名mentha spicata
別名ガーデンミント、オランダハッカ
科目シソ科ハッカ属
原産地中海沿岸
部位花、茎、葉
風味やわらかい刺激と甘い香り
効能殺菌、防腐作用、眠気、精神疲労

ペパーミントより葉が大きく、縮れていて、ふちにギザギザとした切り込みがあります。

香りはペパーミントより劣ります。

欧米では野菜の風味付けや肉のマリネ、ソースの材料として活用されています。

レモンのような清涼感があり、カレーの仕上げに刻んだミントを混ぜ合わせると効果的です。

ディル

学名anethum graveolens
別名イノンド
科目セリ科イノンド属
原産西南アジア、中央アジア
部位種、葉
風味刺激的でビリッとした鋭い香り
効能ストレス、消化不良、腹痛

ヨーロッパでは「魚のハーブ」と呼ばれ、魚介系料理との相性がいいです。

カレーの仕上げにディルを混ぜ合わせるのなら、肉のカレーもおすすめです。

また、インド・パンジャーブ地方では、サグにディルを入れることもあります。

ローズマリー

学名rosmarinus officinalis
別名マンネンロウ
科目シソ科・マンネンロウ属
原産地中海沿岸
部位花、葉
風味目が覚めるような爽快な香り
効能抗酸化作用、炎症、血行異常

香りが強い一方で、消臭作用や抗菌作用が強いため、西洋では古くから肉料理やスープ料理に使われて来ました。

風味がとにかく強いローズマリーは、少々の過熱では香りが損なわれにくいです。

チキンカレーの煮込みに加えると強い印象を残します。

セロリ

学名apium graveolens
別名オランダミツバ
科目セリ科オランダミツバ属
原産南ヨーロッパ
部位種、茎、葉
風味穏やかなほろ苦さと爽やかな香り
効能ストレス、不眠、喘息、肝臓病、気管支炎

茎や葉はブイヨンをはじめ、スープをとる時に欠かせない香味野菜として使われます。

種はピクルスやトマトケチャップとして使われます。

パセリ

学名petroselinium crispum
別名パースリー、オランダセリ
科目セリ科オランダセリ科・二年生草本
原産地中海沿岸
部位茎、葉
風味苦味と辛味を感じる青臭い香り
効能疲労回復、美肌効果、貧血予防、生理不順

洋食のトッピングの定番です。

最も有名なハーブの一つです。

世界中で愛され、栄養分は他の野菜よりも圧倒的に多いです。

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まとめ

今回はフレッシュスパイスについて詳しく解説しました。

普段スーパーなどでよく目にする野菜たちも、フレッシュスパイスとして立派に扱うことができますよ。

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