この記事では、実践的な知識を紹介します。
スパイスの効果から、”取っ掛かり”方まで、スパイスワールドへのテイクオフをお手伝いします。
効果
スパイスというと辛さのイメージがつよいですが、辛みのあるものは2〜3割です。
他は香りや色付けなどの効果があります。
そして、食欲増進やリラックス、整腸などの効果も期待できます。
状態
生の「フレッシュ」、乾燥させた「ドライ」に大別されます。
パセリのようにフレッシュ/ドライの両方で使える者がある一方で、ブラックペッパーなどはドライでしか使えません。
形状
収穫した原型そのままの「ホール」か、乾燥して粉状にした「パウダー」が多いです。
ホールをスライス、あるいはみじん切りにして乾燥させた形状(ミンス)のものもあります。
クミンシード
クミンパウダー
保存法
スパイスは鮮度が命。
酸化すると変色してしまい、特にパウダーは香りが短時間で消えてしまいます。
少しでも長持ちさせるには、密閉可能なビンに入れて日陰で常温保存しましょう。
薬膳・アーユルヴェーダ・スパイスの資格を取得 公式サイト!使わない手はない!スパイスのススメ
スパイスの概念がわかったところで、さらに基礎知識を深めていきましょう。
まず、スパイスには香りづけ、味付け、臭い消し、色付けという4つの効果があります。
全てのスパイスがこのうちのどれかの効果を必ず持っており、複数の効果を得られるものも存在します。
また、日本においては薬事法上、断言することはできませんが、スパイシーな香りによる食欲増進や、爽やかな香りによるリラックス効果、食後の腸の安定など、多くの人が体験したことのある”期待効果”もスパイスの魅力です。
注意して欲しいのは保存法です。
冷蔵庫は温度が一定ではありますが、取り出す際に発生する結露が最大の敵です。
冷凍、冷蔵ともに避けるようにしましょう。
薬膳・アーユルヴェーダ・スパイスの資格を取得 公式サイト!まずはミックススパイスから試そう
どのスパイスから手にすればいいか分からないですよね。
そんな人も多いはずです。
スパイスを使った経験の濃い人に聞いてみたところ、スパイス専門店やスパイスメーカーが配合した「ミックススパイス」から入るのがおすすめだとか。
様々な料理に合うようにプロが配合したミックススパイスでスパイスに慣れ、好みの風味ならどんなスパイスが含まれているか成分を確認しましょう。
こうして自分のスパイスにおける嗜好性を判断できるようになります。
好みの”一種”を買ってみよう
ミックススパイスから”好みの風味”が見つかったら、そのスパイスを買い求めてみましょう。
単体で風味を見てみることで、そのスパイスのキャラクターがより浮き彫りになります。
そして様々な料理に使ってみることです。
普段の料理に少量から投入して風味、香りの変化を体感してみましょう。
複数のスパイスを使ってみよう
1種類のスパイスを使ってみると、次が欲しくなるものです。
専門店などに相談をしながら、「次なる一手」を選び、組み合わせて使ってみると良いです。
マサキッチンブログでは、体に優しいオーガニックスパイスを使ってスパイスカレーやスパイスアレンジ料理を作っています。
主にドライフードを扱うお店【pyram】にて、オーガニックスパイスのオンライン購入が可能です。
とにかくドンドン使い続けよう
スパイスが揃ったキッチンでは料理の発想も大きく膨らみます。
スパイスボトルを”洒落たキッチンのインテリア”に終わらせないためには、とにかく使うことです!
「パッケージに書かれた用途はもちろんのこと、ジャンルや固定概念に縛られることなく、まずは試してみることがおすすめ」とPyramの店主。
失敗しないコツは、少量から試してみることです。
スパイスカレーを作ってみる
たくさんのスパイスが揃ったら、市販のルウを使わずに一から本格的なスパイスカレーを作ってみましょう。
意外と簡単ながら、驚きの仕上がりになりますよ。
和食に使ってみる
焼き魚、煮物、汁物、混ぜご飯などなど。
実は和食にもスパイスが合います。
会得すれば”料理上手”と呼ばれること間違いなしのレシピをお試しください!
”使わず嫌い”のための処方箋とは一体?
スパイスを手に入れても、ついつい三日坊主になってしまいがちですよね。
どう使っていいか分からないまま賞味期限が切れてしまった、なんて失敗談はよく耳にするものです。
実は、スパイスの単品使いはハードルが高いです。
メジャーな唐辛子やコショウ系はともかく、多くのスパイスは料理で悪目立ちして使いにくいのです。
初心者にオススメしたいのがミックススパイスです。
混ぜることで生まれる利点を亨受できるだけでなく、「チキンに揉み込んで焼くだけ」「挽肉と炒めるだけ」など、調理がとても簡単です。
また、三日坊主を防ぐコツは「好きなものをとことん使う」こと。
臆することなく、身構えず、スパイスと仲良くなりましょう。
スパイスについて詳しく解説した記事はこちら⬇︎
まとめ
スパイスの全体像を解説させていただきました。
よりスパイスについて詳しく知りたい方向けの記事もありますのでぜひ読んでみてください。